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ドラえもん のび太の宇宙小戦争 感想・ネタバレ やるしかないじゃないか!

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Doraemon: Nobita's Space Wars 映画ドラえもん

鈴林です。

「宇宙小戦争」と書いて「リトルスターウォーズ」と読むけど、読み仮名はあえて書かずにタイトルにした。

これが1985年に公開されたやつか…なんてレベルが高いんだ。

リバイバル上映されていたの、全く知らなかった。

映画館でこれを観たらまた一味違っただろうな。

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ドラえもん のび太の宇宙小戦争

やるしかないじゃないか!

ドラえもんも言ってたし、しずかちゃんも言っていたけど小学5年生の子たちがこんなこと言って戦いに参加しているのかと思うと覚悟とか強さに感動するし泣けてくる。

地球で出会ったパピから話を聞いて、「助けよう」とすぐに決めてそれからずっとパピを見捨てずに戦っていた。

パピを捕らえて処刑するために、独裁者のギルモア達が暗躍するけどちびっ子向けアニメとは思えないくらいに作りこまれているのを感じる映画だった。

小惑星帯にある自由同盟の基地に無人戦闘艇が300機以上近づいている時、スネ夫が怖くて荷物の隙間に縮こまって怯えて泣いているの…わかる。

子どもの頃にこの映画のコミックスを読んだときは、

鈴林
鈴林

スネ夫は弱虫だなぁ

とか思ってたけど、そりゃ怖いよな!!

だって死ぬかもしれない戦いがもうすぐやってくるんだもん。

そりゃ「この戦いに参加したくなかった!」とか言っちゃうよ。

そしてすごいのはしずかちゃんだ。

怯えて戦おうとしないスネ夫を見て涙を流すだけで、何も言わずに1人戦車の方に走って行ってしまう。

しずかちゃんももちろん怖いけど、

「やられるのを待つだけなんてみじめなだけ」

「やるしかないじゃない!」

と言って戦いに行くのめちゃくちゃかっこいい。

しずかちゃん超かっこよかった。

スネ夫を責めることもせず、一緒に戦うよう説得もしない。

しずかちゃんにはしずかちゃんのできることをやるのみで、他の人は関係ない…という気持ちなんだろうか。

でもスネ夫が来てくれた時には本当に嬉しそうだった。

1人で戦うのは怖いよね。

プラモやぬいぐるみでビデオ撮影

出てくるのが「ビデオ」や「テープ」なところに時代を感じるけど、昭和だから仕方ない。

それにしたってスネ夫達が撮影しようとしていたプラモを使ったジオラマビデオ…というのかな?

あの撮影の規模がものすごくデカいw

出木杉くんを加えてからは、爆発もするし撮影の規模もデカいしお金がかかっているのを感じる。

のび太もスネ夫たちの仲間に入りたかったところを見ると、やっぱりロボットとか戦車とかの方が楽しいんだろうな。

しずかちゃんは手持ちのお気に入りのぬいぐるみと人形を使って、すぐに作品の構想を練っちゃうし優秀過ぎないか?w

ずっと「こういうのがあったら良いな」と思っていたんだろうか。

お気に入りのうさぎのぬいぐるみが無くなって泣いちゃうところがかわいい。

そしてうさぎを探している時に、のび太たちが「うさぎくーん」って呼ぶのも優しくてかわいい。

小さくても戦争

これを書いている2022年3月14日の時点でまだロシアとウクライナが戦争をしているから、ドラえもん達の戦いもよりリアルに見ようとしてしまっていた気がする。

パピが自分たちより小さな人間だからと言って、話を聞いてすぐに「助けるよ!」って力強く言ってくれるの…嬉しいだろうな。

「助けるよ」とか「何を言ってんだい!」とか言われる度にパピは泣いていたけど、そりゃ泣くよなぁ…。

だって自分のいた星を守るために、出会ったばかりののび太たちが力を貸してくれるって言うんだもの。

口だけじゃなくて力もたくさん貸してくれるし、すごく嬉しかっただろうな。

ドラコルル将軍たちが地球に飛ばしたあのスパイボタルと言い、無人戦闘艇といい「戦争をしている」って感じがする。

大人になって観てもそう思うんだから、ドラえもんの映画はすごいぜ。

ジャイアンのポケットにスパイボタルを侵入させて秘密基地を突き止めたり、無人戦闘艇を破壊しても発信機が飛び散るようになっていて戦車に1つ貼りついたりとかスパイ活動しっかりしている。

自由同盟の秘密基地や基地の規模もしっかりしていると思う。

ギルモア将軍たちの服の色やマークは、ガンダムのジオン公国を思い出すカラーとマークだった。

でもきっとモデルはナチスドイツだったりする…?

のび太やジャイアンたちが処刑される時、棒に縛られて銃で撃たれるって…ナチスとかでもやってたような気がする…んだよな。

描写のところどころに、戦争のリアルさを感じるところがあるような気がした。

やさしいジャイアンが見え隠れ

他の映画だと冒頭にジャイアンが結構ないじめをする描写があるけど、今回はそれが無かった…方だと思う。

今回ジャイアンは優しく見える時が多かった。

チーターローションを足に塗って走って自由同盟の秘密基地に向かう時、のび太が疲れ切ってゼエゼエしてる時に、ジャイアンが走ってきてのび太を担いでくれるところ優しかった。

それに自由同盟の基地に向かう途中、ネズミを見て驚いたドラえもんを担いでくれるし。

他にもジャイアンはパピと知り合ったばかりなのに助けることに前のめりになってくれたり、スパイボタルについても積極的に破壊してくれたり頼もしかった。

あの服…セーターだったんだね…w 知らなかったw

それぞれが覚悟して戦う

ドラえもんの映画は小さい頃から何度観ても飽きないんだが、大人になってもそれは変わらなかった。

めっちゃ面白い! 好き!!

2021も観に行かなくてはならない!

スネ夫が精神的にも成長する映画だと思う。

出木杉くんがいる時にドラコルル達に襲われたけど、それ以降出木杉くんが少しも出てこないのはちょっと気になる。

出木杉くんはあのクジラ型の飛行機? を見て不思議に思っただろうけど、「ドラえもんくんの道具かな」で納得したんだろうか。

みんなが団結して独裁者から星を守った映画だった。

そして要所要所で流れる武田鉄矢さんの「少年期」が悲し気でなんか泣けてくる。

なんて良い歌なんだ!

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