鈴林です。
ドラえもんの最新映画観てきた~~!
映画公開は2022年なのに「宇宙小戦争2021」なの困惑してしまう。
そりゃ製作は2021年だろうけど、映画公開に合わせてくれてもよかったんじゃないの…?
と思ったけど、2021年に公開予定だったからか!!!
のび太の新恐竜の公開って2020年の夏だもんね。
そういえば2021年はドラえもんの映画公開してなかった…のか?
意識せず生きていたから覚えてないw
ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021
私は昭和の宇宙小戦争の方が好きですね
こういうこと言ってしまうと元も子もない気がするんだが、しかし観終わった後…そして観ている途中もそう思ってしまった。
ドラえもん のび太の宇宙小戦争は1985年、昭和に映画化している。
当たり前だけどこの映画と比べると映画に使われている技術が全然違う。
戦闘シーンとかは「宇宙小戦争2021」の方がもちろんすごかった!
でも話の内容としては…昭和の方が面白かったな、と感じてしまう。
ピイナというパピのお姉さんキャラが追加されたり、昭和版だとパピはしずかちゃんを取り戻すのと引き換えにピリカ星に連れて行かれてしまうけど
今回の映画だとパピもしずかちゃんも助けることができたり…とリメイクされているところも多々あった。
でもなぜか…それでも昭和の映画の方が面白かったように思う。
昭和版の方が、のび太やしずかちゃん達の覚悟がわかりやすく描かれていたように思う。
宇宙小戦争2021の方が、スネ夫の葛藤とか「こんなところ来たくなかったんだ!」という弱さ的なものを描いていたけど…
それでも…なんかなぁ…。
どうしても比べてしまう。
ピイナという新キャラは本当に必要だったのか? とかそんなことも考えてしまう。
のびたの新恐竜みたいに、元の作品から新しい話を作り出した方が良かったんじゃないだろうか。
戦闘シーンがガンダムみたい
他にもっと例えられたら良いんだけど、
ミサイルとか攻撃の雰囲気、
すごくガンダムみたい
と思ってしまったから仕方ないw
全然詳しくないんだけど、スタッフさんにガンダムとかに関わっていた人いたんじゃないだろうかってくらいに「ガンダム」だった。
無人戦闘艇がバシュバシュ発進するときの感じもそうだし、スネ夫としずかちゃんが乗ってる戦車を落とすためのミサイルが爆発するまでの描写もリアルさを感じた。
この映画が始まってすぐにピリカ星でのクーデターの様子が描かれてるけど、もうその時点で
当たり前だけど、
昭和の映画じゃねぇ!!
ってなったもん。
昭和の宇宙小戦争だと戦車のラジコンは「実在の戦車のラジコン」って感じだったのに、
宇宙小戦争2021だとオリジナル戦車になっていたのは…おもちゃとして売り出したいからだろうか。
アストロタンクという名前がついていて、発売予定なのか? と勘ぐってしまったw
ロコロコのおしゃべり感、あまり無い
ロコロコというピリカ星の犬…昭和版よりも扱いが雑になっているように見えてしまう。
そもそもしずかちゃんの部屋にある「壁紙ひみつ基地」の中にしれっと入ってきているのに違和感を感じた。
そりゃPCIAだって入って来ていたけど、お前…部屋の中にある基地に着地するなよ…。
外にある木の葉っぱに不時着しちゃって、そこから匂いを頼りにやってくる……という流れを知っているだけに
急に都合良いな
と思えてしまった。
ロコロコがおしゃべりなのは昭和版も知ってるし、漫画も読んだことあるから知ってるけど
すぐにドラえもんやゲンブが犬のおもちゃや何かをあげちゃって話が中断されてしまうから「おしゃべり」感がうまく出ていないように感じた。
のび太やしずかちゃんが「おしゃべりな犬だね」って言っていたけど、説明しなくても伝わるのがベストだったんじゃないだろうか。
ロコロコのおしゃべりを描くのに時間を割きたくなかったのかもしれないけど、ロコロコの存在ってこの映画で結構大きいと思うんだけどなー。
子ども向け感をたまに感じる
昭和版だと「子ども向け映画」って感じがしなかったし、ぎっちり内容が詰まっていたように思えたんだけど
宇宙小戦争2021だと所々「子供向け」っぽいギャグが入ってるのが邪魔に思えた。
映画館にいるちびっ子は特に笑ってるようなことは無かったし。
クレヨンしんちゃんの予告の方が笑ってたw
小惑星の振りをしてピリカ星に落ちよう! という話をしている時の
ドラえもんの「これだ!」から始まる、「これだ!」「どれだ!?」「なんだ!?」という流れ…いらんかった…w
特に面白くなかったw
たまにそういうの入るんだけど、それは今のドラえもんの特色だったりするんだろうか。
配慮が行き届いた内容
昭和版だとカットされてた部分とか、今の時代だからあえて描かれてる部分とかあって感慨深いと思えたw
適当に紹介していく。
始めから出木杉くんも一緒に映画を作っている
のび太がダメだから出木杉くんを頼ろう、というのではなく始めから出木杉くんも映画作りに参加してて驚いた。
でも出木杉くんものび太を庇ったりしないところから見て「あれは野比くんが悪いよ…」と思っていたのかなw
確かに映画作ってるのにのび太のミスは邪魔だろうなぁ…と思えたw
そしてしずかちゃんの持っているぬいぐるみを使って映画を作る流れがばっさりカットもされている。
これは時間の関係かな…。
ジャイアンがキレて玄関開けてすぐ殴らない
昭和版だとジャイアン・スネ夫・出木杉くんの3人で映画作ってたらクジラ型の宇宙船がやってきて
映画のセットとかをめちゃめちゃに壊して去っていく…という流れがあり
それをのび太とドラえもんのせいだと思ったジャイアンとスネ夫がのび太の家にやってきて、やってきたのび太をすぐに殴る…というシーンがあるんだよねw
普通にジャイアンがひどいw
でもみんなで一緒にドラえもんの道具で映画作りを始めちゃうから、この流れも無かった。
というかドラえもんの道具で映画撮影ってズルじゃん…? アリなんか…?
と思ってしまったんだが、まぁ楽しかったら良いのかな。
この宇宙小戦争2021ではジャイアンはのび太を理不尽に殴ったりすることなく、パピを励ましたりするかっこいい男としてずっと描かれてた。
別人……w
タイムマシンで戻るから大丈夫だよ
昭和版だと「パピくんを助けるしかない! 行こう!」って感じでみんな出発して、戻ってきた時のことを考えてるシーンは無かったはず。
タイムマシンでどうにかするんだろうな、とは思ってたけど宇宙小戦争2021では
「タイムマシンで出発した日に戻ろう」ってドラえもんの説明セリフ入ってたw
調べたけど、あれは全部無人だよ!
人が乗ってたらのび太たちは人殺しになっちゃって、これからずっと苦しいつらい思いをするだろうからそれで良いんだけど
どうやって調べたんだよ!w
ありがたい情報だけど都合良くて笑えるw
ってなったw
親御さんとかから何か連絡が来るであろうことを想定していたのかもしれないけど、ちょっと無理矢理だったのでは…? と思わなくもない。
そりゃ無人だからあれだけ壊せるんだよね、とは思ってたけどスネ夫が調べているような描写が無かったのに
「調べておいたよ!!」
とか言われてもな…w
ジャイアンのセーター攻撃カット…
みんなが元の体に戻った後、クジラ型の宇宙船とジャイアンの戦いの最後はジャイアンが着ていたセーターで前を見えない状態にさせて墜落させる…という流れが昭和版だったんだが…
宇宙小戦争2021では服での攻撃がなかった!!!
半袖だったけど服かぶせるのかな~って思ってたのに、宇宙船の上に乗ってジャンプしたりするだけだった。
ちびっ子が真似しないように…という配慮からか??
あると思って観てたからちょっと悲しかったw
色々書いたけどちゃんと面白かったよ!
昭和版の宇宙小戦争観てから行ったから余計に比べてしまった、というのもあるけどちゃんと面白かったよ!
怖がるスネ夫をみつけた後、しずかちゃんが無言で走り去って戦車に乗り込む…ってのは変わってなくて良かった。
でもしずかちゃんには泣いてて欲しかったかなw
あの時スネ夫が「女の子1人行かせられないよ…」って言わなかったのは、ジェンダー問題が関わってきちゃうからかしら。
めんどくさい世の中になったぜw
SF的要素は絶対に小宇宙戦争2021のがすごい。これは確実。
クジラ型の宇宙船も小宇宙戦争2021の方が大きくなってた。
ドラコルル役が諏訪部さんで、よけいにガンダムみが増していた気もするw
意図したことではないんだろうけど、戦車に立ち向かう民衆…とかウクライナとロシアの戦争を思い起こさせるような描写が多くて悲しくなった。
この映画を作っていた時は「創作」だったのに、よりリアルに近づいているように思えたのが悲しい。
チーターローション使用もカットされてたし、昭和版の宇宙小戦争の話をだいぶカットされてたのは悲しかった…w
ED終わった後は
出木杉くん、塾の合宿終わったばかりなのに
この後みんなの自慢話聞くんか…w
ってかわいそうになったw
小学5年生で塾の合宿つらぁ!!!
画像引用元:https://eiga.com/movie/94152/gallery/22/、https://eiga.com/movie/94152/gallery/19/、https://eiga.com/movie/94152/gallery/6/、https://eiga.com/movie/94152/gallery/20/
コメント