鈴林です。
スタジオジブリ、宮崎駿の映画観てきたぜ。
公開されてすぐに観に行きたかったけど、コロナ治ってまだ微妙だったからさすがに行くのをやめたわ。
観る人を選ぶというか…大衆受けする映画では無かったかなw
「家族みんなで楽しもう!」という映画では無いと思う。
中学生以上…? とかせめてその辺じゃないかなぁ。
考察とまではいかないけれども、チラシの裏に書く感じで感想とかを書き留めておくところ。
まだ観てない人には意味わからないと思うし、ネタバレになるからやめた方がいいよ。帰れ!!
君たちはどう生きるか
わかったようなよくわかんないような映画
これが率直な感想w
「~みたいな映画」と、他のものを使って例えるように言うのは製作者に失礼というか良くない…と聞いたことがある。
しかし閃いてしまうんだから、それだけ私は考えの狭い人間なのかな…とか考えてしまう。
始まってすぐに空襲警報みたいなのが流れて、割とすぐに「君たちはどう生きるか」というタイトルが出る。
もう空襲警報みたいなの聞いた時点で

なに……
これって戦時中の話なのか…?
となったよ。
いや戦時中を生きた方をバカにする気は無いし、ありがたいとも思っているけどさ。
戦争当時の作品を観る・読むってこっちもエネルギー使うんだよね。
だって日本負けるってもちろん知ってるし「ハッピーエンド!!!」で終わらないの知ってるもん。
必ず誰か死ぬじゃん。
前情報が無かったから仕方ないけれども

戦時中の話…か…!
という諦めみたいな謎の覚悟をしたわw
でもあれは空襲警報じゃなくて火事を知らせる音だったんだね。
病院があんなに燃えるってどういうことだよ…放火か…?
そして江戸時代くらいからある「火事がある度に出てくるわっしょいわっしょいするやつ」紙がビラビラしてるやつ。
あれの使い方を初めて知ったわ。
あれって火事で燃えた建物の燃えカスが家に飛んできて飛び火しないために、燃えカスにわっしょいするためのものなのか!!
途中で

もしかしてこれ、
一切ファンタジー要素が無いまま終わったりするか?
と不安になったけど、ちゃんとファンタジーする。
青サギが喋り始めたところでちょっと安心したわ。
ちょっといびつなご家庭
牧 眞人が主人公の名前だから、牧家で良いのかな。
眞人のお母さんが火事で亡くなり、その3年後…真人のお父さんは亡くなった奥さんの妹と再婚って……気持ち悪くない!?!?w
こわいよ!! どうしてそうなったんだ!!!w
3年後の時点で「触ってみて、動いてるでしょ」って言ってるってことは妊娠してもう結構経ってるよね…? 半年すぎないくらい?
全然わからん。
いつ頃なのかはわからないけど、眞人のお父さんは久子(字は不確か)が亡くなってから割と早めに夏子(字は不確か)とできてるよね…??
眞人はお母さんが亡くなった後3年も火事のことを忘れられないし夢にも見るくらいなのに、眞人のお父さんすっごいフットワーク軽いじゃん。
時代的に「後妻を持たないなんて」ということもあるし、なんか超デカい事業やってるっぽいから眞人のためにも、というのもあるかもしれないけど…。
眞人的にはお父さんのそういうところ嫌だっただろうな。
お父さんと一緒に夏子さんのところに行ってからずっと真面目な顔してたけど、あれが精一杯の「大人」な対応だったんだろうな。
夏子さんも夏子さんで、館の地下? の世界の産屋で「あなたなんて大っ嫌い!!」って言ってたし、出会ってすぐはお互いに「大人な対応」をしあっていたということなんだろう。
夏子さんからしたら「お姉さんの息子であり、愛する人の連れ子」で、眞人の顔は久子にめちゃくちゃ似てるらしいから眞人を見る度にお姉さん思い出しちゃうよな。
眞人のお父さんが「いいお父さん」なのは観ててとても良かったわ。
ケガをして帰ってきた眞人を見てめちゃくちゃ心配してくれるし「お父さんが必ず仕返ししてやるからな!」って息巻いてたし、
眞人がいなくなってしまった後、おばあちゃん6人から屋敷の塔の逸話を聞いた後必要そうなものたくさん持って塔に行こうとしてくれたり…。
「学校に車で乗り付けたらみんなびっくりするぞ!」とか『やめて!』ってこともするけど、眞人のことは超大事にしてくれてるんだよね。
「大事な跡取りだから」とかもあるかもしれないけど、眞人のお父さん好きだわ~~~~。
夏子さん的には「私は姉さんの代わりなの?」とかも思ってるかもしれないけど、きっと……代わりだとは思ってないと思う…!!!
思い切り良すぎw
都会にいた子が田舎の学校に転校して、すんなり受け入れられるわけねーよな。わかってるよ駿~~~!w
女の子は「きゃーきゃー」言う感じだけど、男の子はみんなぶっす~~~としてるのわかりやすかった。きっとリアルもあんな風だよ。
時代関係なくこれに近いんじゃないかなw
眞人はまっすぐ帰宅するけど、他のクラスメイトは勤労奉仕しないといけないものなのかな。
そこをクラスメイトのガキ大将的な奴につっかかられて喧嘩になったというところだろうか。
あの多対1の状況で眞人がひるまずに戦うのかっこよすぎやん…。
マジでどこまでも男らしいし礼儀正しい奴だよ。
帰り道に突然石掴んで頭ぶっ叩いて血みどろになったのはびっくりしたよ。すごい血出るし。
叩きすぎやって。思い切りが良すぎる。
まだ子どもだから頭ケガすると血がいっぱい出ちゃうものなのかな。
あんなに血が出てるのに凛々しく帰るのも清々しい。
てっきり「学校の奴らを陥れるため」かと思ったけど違うっぽいし、
「お父さんに心配させて学校の奴らに仕返しするため」かとも思ったけどそれも違うっぽいし。
お父さんは仕返しに行ってくれたのなんか嬉しかったわ。あたしは嬉しかった。
学校に300円寄付したらしいけど、今でいうとどれくらいの金額なのかマジでわからん。ググってもわからん。
300万くらい…? だと思って観てたけど…。
眞人もまさか寝込むほどのケガをする予定じゃなかったろうに。
金持ちの家じゃなかったら死んでたかもしれないよ。
これぞ金持ち
あの家は牧家なのかそうでないのかもわからん。
夏子さんの実家だろうし「牧家」じゃないのかな? お父さんは婿入りしてるの? なんもわからん!w
しかし家…というか屋敷…いや城?? 広いんよ~~~~~~。
ガチの金持ちだった。
眞人の東京の家もお手伝いさんがいるし、立派だったろうけどあの屋敷はヤバいって。
眞人が大けがをしたってことでお父さんが学校に怒鳴り込んでくれたけどさ…あの村? って狭いコミュニティだろうし、あれだけデカい屋敷だから村でも超有名だろう。
眞人が転校してきて「あの屋敷の坊ちゃん」だって知ってるのに喧嘩ふっかけるって…ガキもバカだよな~~~~。
自分らのお父さん・おじいちゃん・親戚はほぼ確実に眞人のお父さんの世話になってるだろ。
あの田舎で「工場」を経営しているんだから、あの辺一帯の家庭を支えてるのが、眞人のお父さんということになる。
仕事できる人みたいだし。
そんな人の息子にケンカ売って「大けがさせた可能性」を生むなんて……学校では犯人捜しが徹底的に行われただろうし学校に通ってる生徒の親御さんはハラハラしただろうな。
7人の小人ならぬ7人のババア
色んな雰囲気のおばあさんが7人も出てくるの和む~~~~~。
ああいうキャラデザを見ると「ジブリ観てる!」って感じするわ。
あと今回出てきたインコとか特にそう。
タバコに一番執着してたキリコと一緒によくわからない世界に行くとは思わなかったw
他のもっと気のいいおばあさんと行くかと思ったのに。
鳥がいっぱいのよくわからん世界
カへっって言ってた?? よくわからなかったw
青サギは「旦那さま」大おじさんに「眞人を連れてきてくれ」と言われて、現実世界に出てきて散々ちょっかいかけてたということかな。
方法は問われなかったから「亡くなった眞人のお母さんを利用しよう」としたかもしれないけど、ひどい!w 方法がひどい!!!
これだから畜生は!!w
眞人が青サギを殺すために弓矢を製作するのすごすぎたわ。執念がすごい。
矢羽根を付けるのって大事なんだな、としみじみ感じたよ。
向こうの世界に引っ張られた時の夏子さんが弓で助けてくれたことから、弓矢を作ったのかもしれないけどしかし上手い。
弓まで上手いって…どんな生き方してるんだよ!!w
あの世界は大おじさんが作った世界みたいだけど、三途の川的な役割もあった…よね。
「夏子さんを探してきなよ」って言われて床に飲み込まれたら海辺スタートって、ゼルダかよ。
ペリカンに襲われて死にそうになるし、ヨット乗ってるかっこいい感じの女の人に「なんで墓に入ろうとした」って怒られるし。
「振り返るな」って言われてたのは、振り返ると死人の世界に連れていかれる…的なことなのかな。
ワラワラというかわいい生き物が「これから生まれる子たち」って言われてたし、三途の川というか「あの世」的な要素が強いところだよね。
結局「学ぶものは死す」の扉の先もよくわからんし。なんだあそこ。
アルプスの少女ハイジであんな森…木? あったぞ。
大おじさんが持ってきた? 連れてきたインコが増えまくってインコの世界みたいになってて、
大おじさんが持ってきたっぽいペリカンも増えたけど、エサが無いからワラワラを食べるように進化してしまって。
ワラワラがみんな食べられるとそれはそれで困るから、ヒミが生まれて火でペリカンを牽制してワラワラを生かすようになった…という歪な世界。
歪になったの大おじさんのせいだよね!? と思って観てたw
ヒミってどんな字なんだろう。「火魅」かと思ってたけど、もっと名前っぽいのかしら。
インコの大王? が大おじさんに直接意見できるのって、あのインコが元々おじさんが飼ってたインコだから、かな。
インコ増えすぎじゃん…。
ヒミのことは「殿様の血筋」って知ってるのに、なんで眞人のことはわからなかったんだ。
食べる気満々で鍛冶屋の家の中に入れるのこわいんよ。
ヒミも察しが良すぎだろ。
火繋がりでカルシファーと話してるところ見てみたいよw
ヒミと夏子は姉妹
途中なんとなく「ヒミ」って久子さん?? と思ったけど、ホントだった。
顔立ちが眞人と似てたよね。さすが血筋。
というかこの映画で眞人は意識を失うときがとても多い。
ケガをしていたのもあるし、子どもだからってのもあるけど毎回助けられてるのは「人の善性」を描いているんだろうか。
ヒミは「未来の旦那」のことを知らないだろうけど、あの二人が同じ男と結婚してるって…怖いよ…。
夏子がすんなにヒミに「お姉さま」って言ってるのもすごい。なんでわかるんだよ。
ってかあの産屋なんやねんw
わからなすぎるけど、インコの「赤ん坊は食べない」は「大きくなったら食べる」に近い気がしてしまう。
家畜に子ども産んでもらおう、的な「赤ん坊は食べない」なんじゃないかしら。
ヒミもキリコも別の扉から出て行ったってことは、別の時間軸から来ているということなのかな。
ヒミが元の世界に帰るときに「眞人を産めるんだもの!」「火は好きよ!」って明るく帰るのなんかグッと来たわ。
近親相姦みたいになってしまうのか、とか考えててごめんな。
キリコはなんであの世界来られたんだ…。
あの血筋じゃないと入れないかと思ったけど、そんなことないの??
キリコや他の人も時期は違えどあの世界に迷い込んだことがあるのかもしれないな。そうやってあの世界の三途の川的なシステムは成り立ってきた可能性ある。
世界が積み木かぁ
大おじさんさぁ、勝手に眞人くん呼んでおいて「この世界を君に継いで欲しい」って説明なさすぎじゃない??
眞人のお父さんが眞人と夏子さんを真剣に探してるんよ。
夏子さんを呼んだのは眞人を釣るためだったのか????? とか考えると大おじさんも大概だぜ!
眞人が大おじさんのいる空間に入った時に「ちょっと待ってくれ」とか言って真剣な顔で積み木叩いた時

真剣に何やってんだこいつ
呼んどいてムカつく奴だな
と思ったw
「3日に1回積み木を積むんだ」って眞人に言ってたし、3日に1度は積み木を動かさないといけないルールであの時にちょっっっっっと動かしたから1日OK! ということだったのかしら。
バランス悪くなったの、お前が〇の積み木をあんなとこに入れるからでしょ…!!!!!!
もっと考えて積んでよ!!w
奇跡のバランス保ってるのはすごいけど、〇をあそこに入れるなよ!!
あれを引き継がせられる眞人かわいそうだろ!
長方形を〇の隣に入れるところを想像するシーンあったけど、自分でやってよ!!!
「この世界を安定させることもできる」じゃねぇよ!! 乱すな!!!w
大おじさんは世界をどんな風にしたかったんだ。ペリカンからは苦情出てたぞ。
よくわかんないところは多いけど面白いとは思った
眞人が夏子さんがいる産屋に入って、紙がヘビみたいになって襲い掛かってくるのは「産屋」の警備システム的なものだったのかしら。

あんな紙がたくさんクルクル回ってるような気持ち悪いところで
よく寝られるな。
嫌だよあの部屋。
と思ってたけど、あれは…仕掛け的なものなの…?
あの産屋で眞人が「お母さん! 夏子母さん!」って突然言い出すのは正直よくわからなかった。
そんな距離が縮まるような時があったような気もしないし…眞人の「大人」が発動したとも思えなかったし。
動きが多い映画だし、青サギと眞人が「友達」になっていくのも良かった。
青サギの声が菅田将暉さんなの…? かな? キャスト順的にそうかな、と感じた。
青サギは…中身が鼻でかおじさんなの一周まわって面白いねw
くちばしに開いた穴を埋める時の「もっと丁寧に!」「うるさいな~」の流れとか面白かったw
屋敷から出てきたときにインコがたくさん飛び立つけど、眞人のお父さんといい夏子さんといい眞人に鳥のフンがめちゃくちゃついてるのリアルだったわ~~~。
眞人の部屋に来た青サギがフンを残していくのもリアルさ感じた。
あんな風に鳥が寄ってきた時、ディズニーなら絶対に鳥のフン描かないとも思ったw
鳥のフンをしっかり描くところに「スタジオジブリ」を感じたよ。
あの世界から出てきた後に青サギに
「お前、あの世界でのこと覚えてんのかよ! 普通は忘れてるものなんだぜ!?」
って言われるの面白かったw
「お前、約束事は守れよ!」みたいなのを青サギに言われるのウケる。
青サギ消えちゃったけど、「友達」になったしうまいことどっかでまた会えたりしないのかな~…と思うけど…難しそうだな。
眞人の子どもとしてあの青サギ出てくるのも嫌だしw
映画中色んな色があってカラフルだし、ワラワラは超かわいいし、動きも多いし「なんとなくわかるかも」というあたしみたいな人はぼんやり楽しめるだろう映画。
でも「親子で観に行こう!」な映画ではないし、小学生には難しいだろう。
中学生・高校生もきついかもしれん。大人でも人を選ぶくらいだし。
でも今の時代に珍しく、作画監督が1人しかいなかったのは感動した。
作画監督が5人以上いたり「作画育成監督」もいたりする世の中なのに、作画監督が1人!!!!!!!
ジブリすごい!!!!!
てっきり眞人のお父さんや眞人も戦争に行くんだろうなと思ってたら
「戦争が終わって2年後(確か)」でお父さん元気だし家族増えてるしでたぶん戦争行ってないわ。
これが金を持っているということなの!?
眞人はあの家に行く時は荷物超少なかったのに、東京に戻る時は大きなリュックもあったからきっと楽しい生活を送ったんだな…と思えた。
スンって終わっちゃうからびっくりしたけど、まぁハッピーエンドだと…思うな!w
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