鈴林です。
新しいPC買ったりそのPCが初期不良で早々に修理することになったりして、観た後すぐに感想を書けなかった。
でもこれだけは書いておかないと、スッキリしないというか自分にとってもったいないことになりそうだから書いておく。
エヴァの映画をまだ観てない人やネタバレが嫌な人には読むのをオススメしない。
本当にやめて。知らない頃には戻れないんだ。あとから何言われても困るしあたしも悲しい。
序破Qを家でまとめて観てから、シン・エヴァンゲリオン劇場版を見たからその3つの感想や考察なんかもセットになっている…と思ってもいいかもしれない。
本当はそれぞれ感想とか書きたかったけど、映画を見に行くのを優先したw
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
本当に完結すると思ってなかった
エヴァの映画は「完結する」と言ってしてこなかったことが何度もあった。
「まごころを君に」もそうだしテレビ版もマジでよくわからん感じで終わった。
そして延期に延期を重ねたこの映画。
この映画も終わると言っておいて、またよくわからん感じで終わり忘れたころに続きを作るつもりでは…? と思っていた。
しかし、本当に完結した。
確かに精神世界の描写もあったけど、でも「何が何だかさっぱりわからないままに終わった」なんてことはなかった。
本当に、ある程度理解できる形で。
これまでの流れを無視することなく、エヴァという世界が完結した。
最後のエンドクレジットの時は、「うおーーー! 面白かったぜ!」という思いよりも

本当に終わっちゃったんだ…
という気持ちでいっぱいだった。
「面白かった!」という思いはもちろんあったけど、興奮する、とかいうよりも「そうか…終わったんだな…」という静かな気持ちの方が強かった。
一緒に観ている人たち
この映画は長い。3時間って!!!w
ツイッターであらかじめ色んな人が言われていた通り、トイレの対策は絶対にした方がいい。
3時間という長丁場で「トイレ行きたいなぁ」という思いと共に観るのはもったいないと思う。
せっかく観てるのに!!
朝からあまり飲み物飲まずに行ったわ。夏じゃなくてよかった。見終わった後はちゃんと水分取りましたw
他の映画と違って、一緒に映画を観る人達の鑑賞マナーがよかったように思えた。
観ている途中でスマホを開く人は…いたようないなかったような…? 感じだし、途中でトイレに立つ人もとても申し訳なさそうに行くし、申し訳なさそうに戻ってくる。
エンドクレジットでも帰る人は誰もいなかった。
もちろん私語を話す人もいない。
映画が終わった後はみんな色々話したくなるけど、観ていた男女2人は「映画館内では何も言わないようにしようか。ネタバレになるしね」と他の人へのネタバレに配慮していた。
やさしい世界だった。
他の人の「エヴァ」のためにみんなが優しくなっているのを感じた。
友達がいてよかった
トウジとケンスケ、そして委員長が生きていて本当に良かった。
トウジがシンジを起こすときに登場して、そしてシンジを心配するようなことを話していて泣けたわ。
本当に良かった。
Qでシンジが着た学生服の中に当時の名札がついた物があって、トウジはもう死んでしまっている可能性が高いかと思っていたけど…本当に生きていてよかった。
あれから14年が経過しているってことは、みんな28歳? もしくは誕生日によっては29歳ってことだよね?
超大人に見える…! あたしより大人に見えるわ。
トウジと洞気ヒカリ、委員長が結婚するのは視聴者からしたら全く意外じゃないけど…二次創作じゃなくて本編で結婚できたのはとてもめでたい。おめでとう。
娘のつばめちゃんまでいるし、生きるのが厳しい時代っぽいけどマジでおめでとう。
ケンスケのこと好きだったけど、まさかアスカとあんなに親密になっているとは思わなかった。
PS2のエヴァのゲームで、アスカを操作したときケンスケと超親密になれたけど…まさか公式でも仲良くなるなんて。
アスカはケンスケのこと「ケンケン」って呼んでるし、裸見せても裸に近い恰好見せてもケンスケは動じてないし…え??
2人はどういう関係なの? もうやること全部やって裸見たくらいじゃどうにもならないくらいなの??
途中は「アスカとケンスケってそういうことなの? 今は裸に動じてないけど、これは過去にただれた生活していたことあるんじゃね?? ミサトさんと加地さんの大学時代のようにただれた生活していたことあるんじゃね???」
と二次創作が生まれるだろうな、とかなんかその辺を悶々と考えてしまったわ。
最低だ、僕って。
目の前でカヲル君の首輪が爆発するのを観てしまい、そしてシンジ君が槍を抜いてしまったことで起きたフォースインパクトの前兆? のようなもののせいで…シンジ君は何もかもやる気がなくなってしまった。
生きたくないけど死にたくもない。死ぬときは苦しいだろうから死にたくない。
でも生きたくもない。突然消えてしまいたい、というのがシンジ君の気持ちだと思う。
トウジもケンスケもシンジ君に優しくて…観ていてとてもありがたかった。
トウジもケンスケもシンジ君がニアサードインパクトを起こしたことも知っているだろうに、ヴィレの人達のようにシンジ君を少しも責めなかった。
「聞いたけどよくわからない。でもお前も大変だったんだな」と言ってシンジ君をねぎらってくれた。
自分で書いてて泣けてくる。もっと早くトウジとケンスケと出会っていたら、シンジ君はもっと早く救われていたと思う。
トウジとケンスケは何もしたがらないシンジ君を見て急かしたりしない。
生きる気力のないシンジ君に対し強制をしない。そのままでいさせてくれる。
ヒカリのお父さんが「出してもらったご飯を食べないなんて!」と怒っちゃったりもするから、ケンスケが「ウチに来なよ。その方が良さそうだ」と言ってくれるのも優しかった。
アスカに乱暴されて家出しちゃうけど、ケンスケはアスカのことも信用しているからそのままでいさせてくれるし…包容力が半端ない。
シンジが立ち直ってからも、シンジを子ども扱いせずに「友達」としてずっと接してくれるのがありがたかった。
式波シリーズ
この新しい劇場版で、「惣流・アスカ・ラングレー」じゃなくて「式波・アスカ・ラングレー」という名前になったけどレイと同じくアスカも作られた存在だと思ってなかった。
テレビ版と同じように、母親の意識が弐号機に入っているものかと思ったのに…違うのか。
クローンを作り、その中の一つがアスカだったんだ。
シンジやレイとは違って、アスカは自分を認めて欲しくて必死に努力をしていた。
好成績を残すために努力したし、自分には何でもできると自信もつけて、周りに何を言われても気にせずにただ前だけを見ていた。
そうやって1人で頑張ってきたから、他のエヴァパイロットが嫌いだったのか。
レイのことを「エコヒイキ」って呼ぶのは、自分のように努力してパイロットになったのではなく碇ゲンドウなんかの依怙贔屓によって選ばれたから、とアスカが思っているから。
シンジのことを「ナナヒカリ」と呼ぶのは、親が碇ゲンドウだから能力に関係なく選ばれたと思っているから。
マリのことを「コネメガネ」と呼ぶのは、コネでパイロットに選ばれたと思っているから。
ゲンドウ・ユイ・シンジの家族がドイツにやってきたことがあったとき、無償の愛を受けているシンジを見て羨ましいと思ったんだよな。
何もせずただ存在するだけで肯定されるシンジ。そうじゃない自分。
1人で生きていくしかないと自分に強いていくしかなかったから、あんなに自分にも他人にも厳しかったんだろう。
ケンスケの家に来てからのシンジに悪態ついたり無理やり食べさせたりするのに、家出したシンジの様子をちょくちょく見てしまうのは…「心から大嫌い」というわけでもないからだろうな。
観ていてもどかしい気持ちになるんだろう。でもそれをケンスケ達ほど優しく示すこともできない。
綾波タイプの初期ロット
Qから出てきた「綾波レイ」は、破に出てきたレイとはやっぱり違う存在だったんだな。
レイが他の人と触れ合って世界を知り、人を知り、尊さを知っていくのはある意味「エヴァの定番」というか王道じみたものを感じる。
あの第三村のシーンに多くの時間を割いていたと思う。でもそれは必要な時間だった。
レイがつばめちゃんに対して「かわいい」という感情を抱いたり、おばさん達と汗水垂らして働いたり本を読んで知識を得たり…微笑ましいし尊い時間だった。
他の綾波シリーズと比べて、あのレイは幸運な存在だったと思う。
アスカが言うには綾波シリーズは第3の少年、シンジに好意的な感情を持つようにプログラムされているらしい。
でもそれでもレイという存在がシンジにとって重要なことには変わりない。
あのシンジを立ち直らせたのはレイだ。
レイがシンジに「みんな碇くんが好きだから」と言ってくれたから、シンジは立ち直ることができた。
NERVでしか生きることができないのは…悲しい。
シンジ君はまた目の前で失ってしまった。レイがヒカリ達の邪魔にならないように消えたのは優しさだと思うけど、そこもまた悲しい。
NERVで何かメンテ的なものをしないとLCLに戻ってしまうのか…。
戦闘シーン
語彙がないからうまく言えないけど、シン・エヴァンゲリオン劇場版の戦闘シーンはなんだか「怪獣大戦争」みたいな戦いが多かったようにも思えた。
ヴィレの戦艦ヴンダーの戦闘もそうだし、8号機による戦いとかものすごかった。
NERVはどうやってあんなに戦艦や使途? のような武器を作ったんだろうか。
働く人もいないだろうに、どうやって製造しているのかものすごく気になる。
映画を全部見終わってからだと、戦闘シーンにそこまで思い入れが残ってない……けどものすごかった。
目を離せなかった。
ミサトはヴィレの艦長になる前はNERVの作戦担当だったりしたけど、冬月とゲンドウも超優秀なんだな…と感じたわ。
特に冬月。参謀としてすごいじゃん!!
相手の出方を予想し、裏をかいて攻撃することができるなんて…ミサトたちの上司をやっていたのは伊達じゃなかった。
使徒化したアスカとL結界
アスカは5号機搭乗テストの時に使徒の精神汚染を受けた…のはわかる。
でも使徒化していたとは。だからあの眼帯なのか。
第三村なんかにもあった、あの黒い柱。あのL結界? を浄化する柱を目の中に埋め込んで、なんとか人として活動していたのか。
使徒としての力を封印し、エヴァパイロットとして数合わせをする…なんて書いてて「ひどいな」と思うけど…きっとアスカ自身も望んでいるんだろう。
だからアスカは村の人たちに顔を見せられないのかな。
何らかの理由で、アスカが使徒化している、ということがバレているから…村の人たちに不安を与えてしまうから顔を見せられないんだろうか。
あのL結界? ってのがよくわからん。
赤くなっているのは「浄化」されている、ということらしいけども…。
セカンドインパクトで海を浄化し、ニアサードインパクト? サードインパクトで地上を浄化した…と確か言っていた。
でもあの黒い柱で地上を元に戻すことができるってわけか。
ミサトの償い
破でのミサトのセリフ「行きなさいシンジ君!! 誰かのためじゃない! あなた自身の願いのために!!」
こんなことを言っておいてQでは「あなたはもう、何もしないで」とシンジ君に言い捨てるミサト。
行けって言ったのミサトさんなのにマジひどいじゃん、ってみんなが思っていたことだけどこの映画でそこに触れられていて…よかった。
ミサトも自分で言ったこと覚えてたんだね。そして贖罪の気持ちを持っていたのか。
加地さんがサードインパクトを止めるために死んでいたとはなぁ…どこかで生きているかと思ったのに。
ってかあのニアサードインパクトの時点でミサトさんに子供がいたってことだよね? ということは…
破で加地さんと一緒に居酒屋行って「ゼーレって何?」とか聞いたりした後…あの後実はヤってたりしたということか??
昔の映画のように家族で見るには超気まずいシーンが存在していたということか??
加地さんが亡くなる前の映像ちょっと流れたりしたけど、場所的にも時間軸的にも「ニアサードインパクト」になったのはきっと加地さんのおかげなんだよね。
シンジ君が神? のような存在になった後、カヲル君がエヴァMark.6と一緒に地球に降り立ち…色々とあって加地さんが犠牲になった…という流れかな?
息子に旦那と同じ名前つけるって…ミサトさんはやっぱり加地さんのこと大好きじゃん。
子供に会わずに写真を見るだけで満足させているのは自分への罰なんだろうな。こういうところゲンドウに似てるよな。
ミサトがシンジ君に対して「悪かった」と思ってることや、昔と同じような口調で話してくれたことがとてもうれしかった。
ミサトさんは変わってなかった。シンジ君を殺すことができなかったのも、昔のミサトさんのままだったからだ。
そしてシンジ君が「僕にも半分背負わせて」と言ってのけたことに感動した。
シンジ君も贖罪したいと思っているから言ったんだろうけど、ミサトさんもうれしかっただろうな。
恩人であり仇
あのピンクの髪の北上ミドリと鈴原サクラが抱く思いはヴィレに乗る人全員が抱えている思いなんだろう。
シンジがエヴァ初号機に乗っていなければゼルエルによって人類は滅ぼされていた。
あの時シンジ以上にエヴァに乗ることができる人はいなかったし、他に対抗手段もなかった。
でもシンジがエヴァに乗り綾波を救おうとしたことでサードインパクトが起こりそうになり、それによって多くの人が亡くなってしまったんだろう。
人は多くを求めてしまう。
命だけは助かりたい、と思い命が助かればもっと多くを求める。
そして手に入らなかったものを惜しみ、手に入らなかった原因があるならばそれを恨む。
持っているものでは満足せず、手に入らなかったものを悔やんでしまう。
ミサトが言うように「あの時シンジ君が乗ってくれなければ私たちはみんな死んでいた。だから感謝しているの」という気持ちはみんなあるんだろう。
それでも「家族を殺した」という気持ちを捨てられない。
だからシンジに銃を向けてしまうんだろう。
銃を向けられて全く動じていないシンジ君に驚いた。
あの時点でのシンジ君は生きることにあきらめているわけでもない。
父を止めるという目的がある。銃を向けられて全く動じずにただ相手をみつめているだけなのが印象的だった。
ガイウスの槍、ヴィレの槍を作って裏宇宙にいるシンジ君に届ける過程でミサトは死んでしまった。
ミサトがあんな風に死ぬなんてな…。
ミサトとシンジ君の関係は親子のようなものだったと思う。
だからケンスケが撮影したリョウジ君とシンジ君が映った写真は「息子たちの写真」だ。
あの写真を撮影してミサトさんに届けるケンスケのセンスの良さったらないよ…。
ミサトさんは息子のために死んだ。いい最後だった。
ゲンドウも弱い人間だった
シンジと同年代くらいのゲンドウ、ふしぎの海のナディアのジャンだったーーーー!!
ジャンに激似!!! ちょっとしか映らなかったけどあれはジャンだったね!!w
ネブカドネザルの鍵を使って人でないものになった…らしいけど、その辺はよくわからない。
ググれば色々出てくるので後でじっくり読みたい。
ゲンドウにとって綾波ユイという存在はとても大きなものだったのか。
両親はいた…ようだけど、シンジ以上に難しい子供だったんだな。
他人と触れ合うことに必要性を感じない。人によって言うことも言い方も表現も違う。
人によって対応を変えないといけないこともあるし、言葉のままに受け取ってはいけないこともある。
それが面倒で煩雑で、本当に嫌だったんだな。
そして心の隙間を埋めたのが「知識」だったのか。頭がよかった、というか知識と向き合うことでストレス発散? をしていたところがあったのかな。
ゲンドウとユイの馴れ初めはよくわからないけど、とても楽しい生活だったんだな…。
そしてシンジが生まれてとても楽しかったはずだ。息子のシンジにユイを取られる、という嫉妬をすることもなく3人で幸せに暮らしていた。
しかし実験中の事故でユイは初号機の中? で死んでしまった。
これまでずっと1人で生きてきたのに、ユイがいなくなりこれからまた1人で生きていかないといけない。
もう昔のように1人でどうやって生きていけばいいのかわからない。それくらいにユイとの生活は満ち足りていたんだろう。
ユイがいなければ子供ともどうやって接したらいいのかわからなかったんだな。
子供と接するのをやめることは自分への罰でもあり、そうすることが楽だったんだ。
もう一度ユイと会いたいがために始めた…というか手をつけた「人類補完計画」。
ユイともう一度会ってユイを見送るためだけに、その純粋な願いのために世界中を犠牲にした。
ゲンドウにとって自分とユイ以外は本当にどうでもいいからこそ、そこまでできたんだろうな。
冬月がどうしてそれに付き合ってくれたのかは…よくわからない。どうして付き合ってくれたんだろう。
愛とかそんな言葉じゃどうにも説明がつかないくらいに、冬月は長くゲンドウに付き合ってくれている。
最後冬月がLCLになってしまったのは…冬月自身がクローン化していたから? 本物は既に亡くなっていたの??
よくわからない。
全てを終わりに
書いててスッキリはするけどよくわからなくなってきた。
シンジ君とゲンドウの戦い、初号機と13号機との戦いは「似た者同士の戦い」という解釈でいいんだろうか。
第三新東京市で戦ったり、ミサトさんの家で戦ったり、学校の教室で戦ったり…人間には認識できない裏宇宙での戦い。
認識できないから「認識できる人間の記憶の中」での戦いに変換された…ということかな?
あのシンジ君が…あのシンジ君がゲンドウの心と向き合い「その弱さを認めないからだよ」と言ったり、相手が答えにたどり着けるように導いているのが…すごくよかった。
「まごころを君に」のように、使徒や何かに「私と一つになりましょう」とか誘惑されるのでもなく、答えるように促される存在でなく…シンジ君が相手を導く存在になるなんて…!!!!
ゲンドウはずっとシンジを避けてきた。
でもその怖がって避けていたシンジの中にこそ、求めていたユイがいた…ということだよね?
だからゲンドウはあの電車を降りることができた。
シンジはアスカのことも救ってくれた。
あのアスカがしっかりとシンジに「あの時、あたしはあんたのことが好きだったんだと思う」と告白したのは、もう言葉で言い表せられないくらいの成長だ。
そういうのって言うだけでそうとうスッキリすると思う。中途半端にした思いに決着をつける。
これはとても大切なことだ。
Qでアスカが怒って殴ったのは、ニアサードインパクトを起こしたこととかじゃなく使徒と化した5号機に何もしなかったことが原因だったんだね。
シンジがアスカを殺すことも助けることも選ばなかったから、アスカは怒っていた。ホントつくづく…アスカは…シンジに対して優しいところあるんだよなぁ…。
アスカを13号機の中から助けた? と思われる描写の時、「まごころを君に」のラストにも出てきたあの海岸に2人でいたのは…わざとだろうな。
「気持ち悪い」で終わってしまったあの映画の、正しい形を見せてもらったように思う。
シンジもケンスケとアスカの関係について察してたんだ。そりゃわかるよね!!
ケンスケが「アスカはアスカでいいじゃないか」と言ってくれるのは、想像できる。
アスカにとってその言葉は何よりもうれしいし、ずっと望んでいたことだろう。
そしてレイ。
レイはずっと初号機の中にいた。14年経過したからあんなに髪が長い…ということなんだよね。
手作りのつばめ人形を持っているってことは、LCLになってしまったあのレイとも何かしらつながっているということなんだろうか。
それだけ「赤ちゃん」という存在がかわいいし、尊いものだったんだろうな。
あの「撮影スタジオ」のバラし後、のような部屋は…「もう役割を演じることはない」という描写なんだろうか。
レイはレイとして生きていいし、何をしてもいい。もう囚われることはない…というメッセージ?
カヲル君とも対話してカヲル君をも助けるなんて…シンジ君…!!! お前は最高だよ。
これまでと立場が逆転したようだった。あのカヲル君が、シンジ君に諭されてる。
カヲル君はシンジ君を幸せにして、自分も幸せになりたかったんだ。だからずっとずっとループしていた…ということ?
そんな途方もないことを繰り返してでも、シンジ君を幸せにしたいだなんて……どういうことだよ…。
加地さんが言う「渚司令」ってのがわからん。どういうこと!?
カヲル君もNERV、もしくは何かしらの機関のトップだったってことなの!?
カヲル、と呼んでほしいと言うってことは…近しい関係だったんだろうけど…わからん!
しかしわからないところがあってこそのエヴァ!! でも知りたい!!
エヴァがいなくてもいい世界に
「さよなら、全てのエヴァンゲリオン」ってそういうことか…となったわ。
「まごころを君に」でもあったけど、シンジ君がもう一度世界を創造した…という理解でいいんだろうか。
でもあの世界はどうなったんだろう。
ミサトさんが槍を作り届けるために死んでしまったあの世界はあの後どうなったんだろう?
シンジやアスカ、レイたちは死んでしまった存在として…続いたんだろうか。
それともあのまま世界はリセットされたんだろうか。謎だ。
エヴァがいなくてもいい世界というのは、これまでの映画であったような悲しみもない世界…だよね。
そしてラストで実写があったように、この現実世界こそ「エヴァがいなくてもいい世界」ということになるんだろうか。
エヴァの最後を見届けて(1回目)
また観る予定もあるので1回目、とつけておく。観ない可能性もあるけど、まぁいいでしょう。
シンジ君がものすごく成長した映画だった。14年眠ってたのにものすごい成長率じゃん。すごいよシンジ君。
シンジ君がレイとくっつくのでもなく、アスカとくっつくのでもなく、マリとくっつくことになるとはなぁ…。
マリがシンジに興味を持っていたのってフラグだったりしたの?
ラストでシンジ君が声変わりして、神木くんになってたのもびっくりだけどあのシンジ君が「かわいいよ」というセリフをさらりと言えるようになっていることにも驚いた。
し、シンジくーーーん!!! 色男になってるーー!
あの世界にペンペンっているんだろうか。第三村近くにはペンペンと思しき…というか温泉ペンギン達が群れを作っていたけれど。
エンドクレジットを見てたくさんのスポンサーがいることに驚いた。
というか劇中に重機のKomatsuが出てきていたびっくりした。第三村にある重機のほとんどがKomatsuだったよ!?
正しくは「建設機械のKomatsu」なのかな? いやいやまさか…重機のスポンサーもつくなんて…思わないじゃん。
たくさんのスポンサーに作られてアニメはできている。それだけお金がかかった映画だったと思う。
撮影場所提供、だか何かで企業名じゃなくて個人名がドンと載っててびっくりした。地主か??
地主なのか??
関わった人全てが報われてほしいし、アニメーターさん儲かってほしい。
エヴァが完結するまで25年経った…の? 2020年に25周年迎えてるからまぁ25年ってことで良いだろう。
初めて観たのは確か中学生くらいの頃にレンタルビデオか何かで観たのが初めて…のはず。
WOWOWで放送されたときは全部ビデオに録画したりした。後半にいくにつれてよくわからなくなったけど、すごく面白いと感じた。
漫画もあって集めたけど、途中から全く新刊出ないし「なんだこれ」って感じだったw
アニメの映画ある分見てもこれまたさっぱりわからないし、家族で観るには気まずいシーンもあるしでなんかもう笑っちゃうくらいよくわからなかったw
今観ても「まごころを君に」はしっかりと理解できない気がする。
エヴァのPS2のゲームもやったし、エヴァの新劇場版も友達と観に行ったりした。
エヴァが完結するまでの中で、あたしも嫌でも成長してしまった。
扶養されていたけど自立しないといけない年になったし、アニメができるまでにお金がたくさん必要になる、という知識もついた。
アニメ映画にスポンサーがつくことは必要不可欠なことも理解した。
エヴァが完結して「マジで終わった!!」という大きな感動めいたものは無くて

本当に終わった…。
もう、続きはないんだ。
という喪失感めいたものの方が大きい気がする。
終わる、と言いつつ終わってなかったこれまでがあるから、今回も終わらないものかと思ったけど…本当に終わった。
それもきれいに終わった。
あの向こう側の電車のホームにいた、レイとカヲル君の関係は家族かな? とか、アスカはケンスケのところに行くのかな? とか、あの世界でトウジとヒカリはもう付き合ってるのかな? とか色々考えることはある。
中学生や高校生くらいの頃は、田舎ということもあってエヴァのことだけ考えたりもっと中二病になれたりもしたけど
大人になるとエヴァ以外のものも多く好きになったし、エヴァを見返したりすると戻ってこれなくなりそうであえて敬遠したりもしていた。
なんというか…私も変わっちゃったな、という認識もある。
昔のままでいられるものは少ないし、昔と比べたらエヴァに向ける情熱は減ったのかもしれない。
でもトウジとケンスケが生きていて昔と変わらずにシンジを心配してくれるところとか、ミサトさんがシンジのことをまだ大事に思ってくれていることがわかったところとかは泣けてしまった。
自分の書いた文字数マジで多くて、

おいおいマジかよ…
気持ち悪いくらいでは??
と思いはするけど、でもこうやって吐き出してスッキリした。
出さないとずっと心の中で抱えることになるし!
この映画で完結にはなるけど、きっとこの映画もパチンコやスロットになるだろうしこの映画を元にしてまたゲームや何かも作られるだろう。
他のアプリゲームとのタイアップもまだあるだろう。
エヴァとタイアップして儲けたい企業はまだいるだろうし、あたしたち視聴者もこれでエヴァと完全にさよならするわけではないはずだ。
エヴァ完結かぁ…。
庵野監督の奥さん、安野モヨコさんがスタッフとして参加されて…劇中で「シュガシュガルーン」のポスターも出てきたりしたのは笑ってしまったw
隠さない宣伝、いいね!w
ちらっと見た感想? だと、庵野監督が結婚したことでエヴァの行く末も変わった…と言う人もいるらしい。
自分の内面がそこまであけすけになってしまう「作品」ってすごいな。
ラストでちゃんと「ネオンジェネシス」、新世紀、のところも回収されてて感動した。
ありがとうエヴァンゲリオン。
この映画を観られないままに亡くなってしまった人も多くいた、というのをツイッターで知った。
だからこそ思うけど、これまで死なずに観ることができて本当に良かった。
エヴァが完結するまでの間に、昨日と同じ今日、今日と同じ明日、明日と同じこれからがずっと続くわけではないと知ってしまった。
だからこそ観られたことに感謝する。
ありがとうエヴァ。
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