鈴林です。
やっと観られた。
公開後からTwitterで前情報は仕入れていたけれども、実際に映画館で観て…めちゃくちゃ良かった。
本当によかった。
映画化してくれてありがとう、と心から思う。
何度も見に行きたくなる気持ちわかる。
上映館減らないでくれよ…!
劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師
全てがとても良かった
語彙力無いから「めちゃくちゃ良かった」が真っ先に出てきたんだけど、マジで他にない。
ダメなところは「映画が終わるところ」かな。他にないよ。
映画始まってすぐに
Eテレでやってる雰囲気からは想像がつかない
重い描写きた
とは思った。
でも時代背景的にあれが…正しいものなんだろうな。
「逃げ上手の若君」なんかを思い出したけど、今とは命の価値が全く違う時代だもんね。
人の命なんてすぐに無くなってしまうもので、子どもの命であってもきっと…雑に扱われたことだろう。
血を彼岸花で、人の死体を藁で作られたかかし? で表現しているのは優しさを感じた。
忍たまに血しぶきや死体ってそうそう出てこないものだし、でも凄惨さを出したいからああしたのかな。
きり丸と土井先生の過去についてはもちろん知っていたけど、ちょっとでもああして描かれると…自分の想像がどれだけ浅いものだったかを思い知らされる。
すぐ泣きそうになる
どこから書いたらいいかわからないけど、始まってすぐくらいにはもう泣きそうになったよ。
土井先生が戻ってこない、ということを1年は組に悟られまいとする忍術学園の先生たちの配慮を感じてもう泣きそうになった。
こ、子どもを思いやって…!!
優しい!!!!
って思ってなんかもう泣きそうだった。
村を焼き討ちして滅ぼす大人もいる一方で、子どもを守ろうとする大人がこんなに…! という感動だったのかもしれないw
八宝斎と頭をぶつけたことで土井先生は記憶を失くし、八宝斎はより邪悪? 悪? になったわけだけど風鬼が一度は
「今の八宝斎さまかっこいいなぁ~!」
って言うくらいだし頼れる上司だったんだろうな。
あの八宝斎が「こいつらを斬れ」と天鬼に命じた時、風鬼を始め他のドクタケ忍者が「ええ!? こんな子供を!?」って焦ってるところも優しさを感じた。
戦いが好きな城の忍者だけど、子どもが殺されるのは嫌だなんて……優しいじゃないか……好き!
あと何より、「土井先生がみつからない」ということをきり丸が知ってしまうらへんが泣けた。
きり丸は土井先生が坂東に行っている、と信じていて6年生にその情報を売ろうとするけど「聞き耳頭巾の術」で聞いたことはそんなものじゃなく、きり丸の想像を超えていたものだった。
この「土井先生が行方不明」と知った辺りもグッと来たし、きり丸が1人で長屋の掃除をしているところ、掃除をしているのを見守る大家さんと近所のおばちゃんのところも…もう泣きそうってか泣いてた。
あときり丸を心配して「話を聞いてあげる」と言われては組に相談するらへんも
いい友達…!!!!
ってなって泣きそうだった。
もう大体どこも泣きそうになってたよ。
でもちょいちょいある忍たま独特のギャグというかセリフ回しでずっと悲しい雰囲気にならないのが良いところ。
しかしさすがに「ここ貼っておいて!」のあのギャグは無かった…!
一緒に帰ろう
土井先生がいなくなった、天鬼としてドクタケにいる、と知った後のきり丸の夢が悲しすぎるんよ。
土井先生と暮らしているあの長屋で1人内職をしていて、振り返ったら誰もいない。
自分1人……というあの夢。
きり丸にとって土井先生がとても大きな存在になっているからこその夢。
乱太郎としんべヱに言われるまで、一切相談しないというところも…身寄りがいないからこその行動に思えてしまってこれもまた悲しい。
天鬼が土井先生だと知った後はみんなで一緒に探して、八宝斎に捕まった後も「会わせろ!!」って言いまくるところも観ていて応援してしまうというか…「会いたいよね…!」という気持ちだった。
八宝斎の「(天鬼に)斬らせればいいんだ」という思いつきは、これまでの八宝斎とは別人すぎるんだよな。
残忍すぎる。別の作品みたいになっちゃう。
斬られる、という状況で「袋返しの術」ではなく「手のひら返しの術」と言ってしまったのは乱太郎としんべヱのいつものノリだったんだろうけど
「教えたはずだ!」
と出てきてしまって、胃が痛くなったのは…は組への指導が体に叩き込まれているんだな…とちょっと面白かった。
覚えてなくても、胃は…体はは組の物覚えの悪さを覚えている!!
気づいてから、きり丸たちが「土井先生が聞いたら胃が痛くなること」を言いまくっていたけど…それをきり丸が泣きながら言っているのもまた泣けるんよ。
あともうちょっとで雑渡さんの毒が塗られた手裏剣が飛んでくるところだったけど、そうならなくて本当に良かった。
天鬼から土井先生に戻った後の「一緒に帰ろう」でもう涙溢れたわ。
記憶が戻ってすぐ、という状況下でも縄だけを斬ることができる土井先生すごすぎないか?
土井先生、として戻った後できり丸がずっと土井先生に抱き着いているのが…すごいかわいかった。
思いついた順に色々
素人質問で恐縮ですが
学会でやられると恐ろしい、という「素人質問で恐縮ですが」を雑渡さんが諸泉先生w にやってて笑ってしまったわw
部下を鍛える名目で、と土井先生と忍術学園に迷惑をかけたから、という理由なんだろうけど上司にああやってチクチクやられるのはつらいだろうなw
そしては組の授業で殺気を放つとは…!!!
ろ組にも波及してたし、そんなに広範囲に強く出してたんだ!
居眠りできなくて疲れた、とは組のみんなは言ってたけど…まぁ普通は…ちゃんと受けないといけないよね…w
でも授業として大変そうでかわいそうな気持ちにはなるw
つ…強い!! すごく強い!!!
別にみんなの強さを疑っていたわけじゃないんだけど、
土井先生も利吉さんも雑渡さんも山田先生も…みんなみんな物凄く強いんだね!?!?!?
土井先生の強さヤバイでしょ!!
6年生ってもう忍者にいつでもなれるくらいのすごい実力、とかだと思ってたけど…あの6年生を6人相手にして余裕で勝てそうだなんて…
本気の土井先生と戦ってたらあのまま殺されていた可能性あるじゃん。
ツイッターで見た有識者のツイートだと、剣の構えとかもガチのものらしいし時代考証も素晴らしいよ…。
雑渡さんのあの戦いなに!?
利吉さんでも敵わないって…えええ…もうよくわからないよ…。
雑渡さん、もう空飛んでなかった??
空中であんなにヒラヒラ方向変えられるものなの??
なにわ男子が声優やってた先輩忍者も全然歯が立たなかったし。
忍術学園学園長もすんごい忍者だったらしいし…。
みんな…すごい強かったんだね……。
忍術学園ってすごいんだ…!
「お兄ちゃん」
うわああああああああ!!!!
これもTwitterで見て前情報として知ってはいたけれどもおおおお!!
実際に観て聴くと破壊力がある。
謎に拳を握りしめてしまった。
山田先生の家で一緒に暮らしていた頃がある、とは言っていたけどその時に「お兄ちゃん」って呼ばれてたの!?
お~~~~~~いおいおいおいおいおいおい。
もう…なんて言ったらいいのかわからねぇよ。
だから山田先生は「天鬼が誰だか知っていたらお前はそんな風に振舞ってられない」的なこと言ってたのか。
こそっと本人にだけ聞こえるように「お兄ちゃん」って言ってるのがさ……。
くうううう!!!
記憶失って素直すぎん??
水練中の八宝斎に頭をぶつけたことで記憶を失い、気づいたら天鬼になっていた!!
とかじゃなく、ドクタケ忍者隊が作った漫画で洗脳していたとは……!w
ダンスがあって笑ったわw
忍ミュ要素を逆輸入してる! と思ってなんか嬉しかったw
スタッフクレジットにあのドクタケ忍者隊製作漫画の作画の人も載ってて「すげぇ!」という気持ちになったw
あの歌と作られた漫画で「忍術学園は悪の組織」と思い込まされ、それを信じるって……超素直じゃん…!!!
本にたくさん付箋も貼ってあったし、山田先生の家にあった兵法書のように読みこんだんだろうな。
だからこそ洗脳されてしまったんだろうか。
にしても素直すぎるだろう…。
いやでも命を助けてくれたからなぁ…そういうものか…?
映画化しようって言いだした人ありがとう
映画化してくれてありがとう。
とても嬉しい。こんなに良いものが観られて私は嬉しいよ。
長く続いた作品だから、声優さんが亡くなってしまって声が変わられた役があるけれども…こればっかりは仕方ない。
大塚周夫さんじゃない山田先生の声を初めて聴いたけど、大塚明夫さんは周夫さんの芝居に寄せてるね。
八宝斎役の間宮さんも飯塚昭三さんの芝居に寄せてるな、と思えてありがたかった。
6年生も5年生も出て、みんなが「忍者」しているシリアス要素強めの映画。
かといって忍たまの笑いが全く無いわけじゃない。
マジでめちゃくちゃ良かった。
ダメなところは「映画が終わってしまう」この1点でしょ。
OPもっと聞きたい気持ちもあったけど、あれくらいの方が…良いのかな。
本当に良かった…ありがとう忍たま乱太郎。
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