鈴林です。風立ちぬは見たことがなかったので録画で初めて視聴。前知識がほぼ無い状態で見た。
面白かった…。昭和っぽい作品であると思う。年代設定は大正~昭和なんだけど、製作方式が昔っぽいというか…CGがほぼ使われないはず、だからそういうところがとても「昔」っぽい。平成で作られたアニメなのにCGが無いなんて逆に斬新。
きっとアニメーターを目指す人にとっても、飛行機製作を目指す人にとっても意味のある作品になっているんじゃないだろうか。
風立ちぬ
こだわりなんてもんじゃない
CG使ってもバチは当たらないじゃないか…! と思うのが震災のシーン。あれ全部人が描いてるんでしょ……!?
人が手書きで、あの大勢の人を作画しているんでしょ? 東京のあの震災は歴史で習って知っているけども、あんな風に描くなんて意外だった。始めは何かと思った。しかし起こってから「地震か」と思う。
確かに地震をアニメで表現したらああなるんだろうな…という納得。
そしてあの群衆。今はディズニーも全部CGになって、日本でもフルCGのアニメがだいぶ増えた。日常放送しているアニメにさらっとCGが入っていることもよくあることだ。
でもジブリはそれをしない。というか、宮崎駿監督はしない。あんなに大勢の人を手書きで‥…想像できないし想像したくない。ちょっとツイッターで検索しただけでも
「完成した画を観たら涙が出てきた」
という人がいてとてつもない作業量に尊敬することしかできない。そんなすごいシーンを流れるように観てしまってすみません、という何とも言えない申し訳なさを感じる。
CG見極めマンじゃないけど、観ていてCG使ってるようなところが無かった。飛行機の部分とか細かいし、すごい動く。なのにCGじゃないとか…!!
休め…!!! という気持ちにならざるを得ない。
あの震災の中、二郎があんな風にスマートに人を助けられるのがかっこいい。あの時代は家が燃えやすいから火事が心配だけど、大きい建物が少ないから潰されることが今よりも少ない。でもだからと言って楽ではないんだけどね。
この映画に関わったアニメーターさんは嫌でも上達してそう。あの震災のシーンを描くために、他のシーンでもたくさんの人間を描くためにたくさんの人が関わってるんだなぁ。
観ていて気持ちいい
面白かった。上手く言えないけど、とにかく面白かった。
二郎が飛行機製作をしていく中での成長とか諸々を見ていた、という気がする。カプローニさんと夢の中で出会い、そして会話して夢を確かなものにしていく、というのは面白い。
本当に夢で会ったかもしれないし、会わなかったかもしれない。でもあの夢を見たからこそ、二郎の中で何か整理できたものもあるんだろう。
続き→しかし #宮崎監督🎬から「#カプローニ は #二郎 にとっての #メフィストフェレス だ」と説明を聞き、描かれる夢は「良いのか悪いのか解らないけれども“悪”かもしれない」と感じたそうです🤔#金曜ロードショー #風立ちぬ #宮崎駿 #野村萬斎 #堀越二郎 #ジブリ pic.twitter.com/Quur0lkoul
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2019年4月12日
金曜ロードショーのツイッターにあったけど、カプローニさんはメフィストフェレスのような存在、として作った…んだ。今さらだけど、「メフィストフェレス」がパッと出てくる辺り知識が深い。
元はゲーテの戯曲に出てくる悪魔だけど、宮崎駿さんは色々と作品を読んで、見ているんだろうなぁ。
菜穂子は最後、死んでしまったんだと思う。夢の中で最愛の妻の最期を知るというのは悲しいけれど、最期に夢でも会うことができたのは嬉しい。風が吹いているならば、生きねばならない。この訳かっこいい。
黒川さんは初見は厳しいおじさんかと思ったけど、どんどん良い人になっていって愛着がわいた。良い人…。二郎と菜穂子の結婚もすぐに準備して許してくれるし、二郎のことを買っているんだな。
腐った考え
本当に申し訳ないけど、二郎と本庄の仲が良くてありがとうという気持ちになった。
この頃は別に男色とかないだろうし(あるかもしれないけど)あったとしても、この映画で描かれることはまず間違いなくないんだけど2人ともお互いを認めているし、ライバルだと思っているし、友達だと思っているしこんなにウマイ関係はなかなかないな、と思って観ていた。
本庄×二郎、だな。関係がなかなか進まずお互いに意識しないけどすっごい仲が良いくらいがすごく好き。それはこの映画だって感じなんだけど。
二郎が大きいプロジェクトに抜擢されたときに「本庄をスタッフとして欲しい」と言った時に断らるところが黒川さんたちの優しさなのかな。同期はライバル。ここで一緒に組んでしまうとお互いにギスギスするような関係になってしまう…と考えたんだろうか。
本庄が誰と結婚したのかわからないし、菜穂子さんを本庄に会わせる、という描写は一度もなかったけど会ったことがあったら…いいなぁ。









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